報連相と企業倫理

2006年7月27日 社長通信119

1.はじめに
 梅雨の大雨が日本各地に被害をもたらしており、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。ここまで長雨が続くと、真夏の真っ青な空が待ち遠しいところです。
 先日の滋賀県知事選挙では、栗東市の新幹線新駅凍結が争点の中、嘉田新知事が誕生し、今後の成り行きが注目されており、また今週は、この2月に1市2町が合併し長浜新市になって初めての市議会選挙になっています。新旧入り混じっての激しい選挙戦ですが、地域の健全な成長発展のために活躍していただける志高い人格者を選びたいものです。

2.7月業績について
 この7月1日に、第10期経営方針・部門目標発表大会を今までにはない皆さんの力強い決意のもと開催しました。この決意とチームワークを維持しながら、今期更なる業績向上を実現していきたいものです。
今後計画達成に向けて、きめ細かい目標進捗管理と営業と製造部間の情報交換を密にして生産の最適化を図っていきます。また、住宅、パレット両部門ともに、合板や南洋材原木等の高騰を製品価格に反映していくことが、緊急課題であります。

3.報連相について
 また、今後全社、全部門間のコミュニケーションの場作りと建設的な意見交換と改善改革点を重要度と緊急度を鑑みながら進めていきます。上司が部下の報告を真剣に聴く職場には、報連相は根付きます。「究極の報連相」とは、実は改めて報告、連絡、相談しなくても意思疎通ができている状況とも言えるのです。上司と部下の間で、仕事が常に掌握できている信頼関係・職場環境が保たれているかどうかが問われるのです。これからは、昼休みや休憩時間も積極的自主的なコミュニケーションの場にしましょう。「報連相」の習慣は、シガウッドの成長の鍵だと思います。

4.企業倫理について
 最近、トヨタ車はじめリコールの記事が多く目に付きますが、パロマ製の瞬間ガス湯沸かし器のCO中毒事故には、同じメーカーとして製造物に対する企業責任や重大事故に対する経営者の対応や危機管理に関して他人事とは思えません。昨年発生した松下電器産業の石油温風機のケースの危機管理とよく対比されますが、我が社もISO9001を運用している中、顧客満足とクレーム対応力を再確認して、常に危機意識と緊張感を持って、業務に取り組んでいかなければいけません。更に住宅、物流資材メーカーとして、飽くなき生産性の向上と技術提案力を追及していくことにより、シガウッドブランドの企業価値のレベルアップを目指していきます。
  ありがとうございました。高橋文夫拝