経営は凧揚げ

2009年1月27日 社長通信149

1.はじめに
 希望と勇気を持って歩み始めた2009年も、氷点下3℃の凍て付く寒の真っ只中です。インフルエンザも流行っていますので、自分自身や周りの人のために、手洗い・うがい励行・鼻うがいなどを心掛け、休養はしっかり取りましょう。
 先日の新春経営者セミナーにおいて、2008年5月26日75歳で2度目のエベレスト登頂を達成し、更に80歳にして3度目の登頂を目指す「生涯・夢チャレンジャー」でプロスキーヤーの三浦雄一郎さんのお話を聴きましたが、100歳で4世代ロlキー山脈をスキー滑走した父・雄三さんの長寿健康法に口開け(舌出し)運動や鼻呼吸があります。日経新聞によると、口呼吸はのどや肺など気管を痛めやすく、病気の原因になり、場合によっては、ぜんそくや肺炎など、より重い病変につながり、鼻呼吸の場合は、鼻腔内の粘液や繊毛などが空気中の細菌やウイルス、埃を取り除き、浄化した空気を気管に送ります。つまり、「鼻は体の門番のような役割を果たす」のです。従って常に鼻の通りをよくして、風邪予防にもつなげましょう。

2.ありがとう卓越経営大賞
 昨年末紹介しましたように、月刊誌「理念と経営」のありがとう卓越経営大賞の卓越管理者賞に橋本大さん、卓越社員賞に山崎英憲さん、特別貢献賞に岩崎幸雄さん、人間力賞に谷口勝次さん、仕事力賞に関清史さん、感謝力賞に大橋哲郎さんを推薦しました。そして岩崎さんが審査委員長特別賞を受賞され、この22日表彰式に臨席していただきました。この岩崎さんの涙の受賞は、私たちの誇りであり、皆さんとともに祝うとともに、これからもお元気でお手本を示してもらいたいと思います。また皆さんや多くの先輩諸氏の汗と弛み無い努力のお陰で今があり、希望溢れる未来があるのだと確信しています。

3.今月の状況について
 今月は、戸建住宅やアパートの着工が一段落するとともに、急速に景気後退の中、施主様や分譲住宅の新築マインドが大きく落ち込んでいます。また、世界同時不況と円高の定着化で日本の基幹産業の自動車関連や弱電などの大幅な減産等で、保管物流量が減りパレット需要が激減しています。
 しかしパレットでは、大口物件の受注をはじめ、今後新設される物流センターへの積極的なアプローチをしていきます。また住宅では、お客様の今年度の新築方針を十分に把握して営業戦略を練り、今後の需要回復に備えて、新設備・新ソフトの調整と運用を進めていきます。

4.経営は凧揚げと一緒やで
 先月に引き続いて、木野親之先生の「松下幸之助に学ぶ指導者の一念」から大切なことをお伝えします。
『「経営は凧揚げと一緒やで」と、幸之助はたとえ話をしました。風が経済で凧が会社。凧の紙が社員で骨は幹部。凧につけた足は研修。1本目は幹部研修、2本目は社員研修。足は2本の方が安定する。そして糸が経営理念で、それを引っ張っているのが経営者だと言うのです。「風なんかなくても凧は揚がるで。高く揚げようと念じて、糸を持って走ったらええ」たとえ不況でも、経営者が強い一念を持っていれば経営はうまくいくということです。』
私の師である田舞さんが言うように、「今年は数字に迷うな、徹底してお客様を追え」という一念を実践していきます。即ちお客様を定期訪問して、ご要望や課題を徹底的に聴いて品質向上と改善改革を進め、お客様の業績向上に繋がる情報や提案を確実に提供して、お互いにWIN・WINの協力関係の絆を深めて参ります。
 ありがとうございました。 高橋文夫拝 忠恕