働きがいのある会社

2010年1月27日 社長通信161

1. はじめに
 地球温暖化の中、今冬は先月中旬以降何度か降雪があり、例年になく寒く感じますが、1月20日の大寒から2月4日の立春までが、1年で最も寒い時期です。また寒暖の差も大きいようで、これからもインフルエンザの予防や体調管理に気をつけたいものです。

2.感動の第2回ありがとう卓越経営大賞
 この20~22日、新春経営者セミナー東京大会が「人生も経営も修行である~勇気と挑戦~」のテーマで開催されました。この中で、第2回ありがとう卓越経営大賞の贈賞式がありましたが、昨年夏80歳で勇退された岩崎幸雄さんが第1回で表彰されたことをつい昨日のように思い起こしました。今回も多くの感動のドラマがありました。
特別貢献賞に美容師49年目を迎える創業者で66歳のT子さんが選ばれました。「技術は心やよ。自分の心をお客様に買ってもらうんやよ。だから心磨こうね、」が口癖で、現在も社長の息子さんを支えながら、現役で頑張っています。また人間力賞に、生来耳が不自由で話すことが出来ない80歳のA子さんが選ばれました。15年以上に亘り工場を綺麗にすることが天職と考え、掃除道具も工夫を重ねて、掃除の仕事を明るく元気に続けています。仕事力賞は、介護の仕事を定年退職して、精密機械加工の会社にパートとして入社後25年間、81歳でなお現役でコンピューター制御の機械加工から検査を1人でこなしている女性のMさんでした。このように私たちの会社でも、皆さん方が夫々の立場で光輝いて精一杯仕事をしていただいいることに心から感謝して、よりよい職場環境を創っていきます。

3.働きがいのある会社とは
 同じくセミナーの分科会で藤間秋男公認会計士のご講演を拝聴しました。その中の「働きがいのある会社」のお話を紹介します。
 アメリカの経済誌「フォーチュン」によると「働きがいのある会社」とは、「社員が会社や経営者・管理者を信頼し、自分の仕事に誇りを持ち、一緒に働いている人たちと連帯感を持てる会社」であると定義しています。
 その上で藤間さんは、幹部に5つのキーワードの問いかけをします。
①信用 信用される幹部になっていますか?
②尊敬 幹部が社員を尊敬していますか?
③公正 公正な人事評価をしていますか?
④誇り 今の仕事が天職と思っていますか?
⑤連帯感 全部の部門が仲良く、十分にコミュニケーションがとれていますか?
 このように働きがいのある会社が皆さんを幸せにして、世の中に役立っていくものと思います。ともに遣りがいのある仕事を創造し、働きがいのある会社を創り上げていきましょう。
 ありがとうございました。高橋文夫拝