絞り込みと掘り下げ

2015年10月27日 社長通信230

1.はじめに
 爽やかな秋晴れの続く中、日の出は徐々に遅く日の入りは早まってきて、ケヤキ並木も色づいてきました。今年も2ヶ月あまり、冷え込む朝晩と汗ばむほどの日中の気温差が大きいこの季節、体調管理に努めて安全作業と安全運転を徹底しましょう。

2.ノーベル賞日本人2名受賞
 今年度のノーベル生理学・医学賞に北里大学の大村智特別栄誉教授、及び物理学賞に東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章教授が選ばれましたことは、日本人として大変嬉しく、誇りに感じます。
 ところで改めてノーベル賞の豆知識をお伝えします。なんと1895年に創設され、1901年に初めて授与式が行われた100年以上歴史のある世界的な賞です。賞設立の遺言を残したアルフレッド・ノーベルは、1833年10月に生まれ、1896年12月に他界したスウェーデンの発明家・企業家であり、ダイナマイトをはじめとする様々な爆薬の開発と生産によって巨万の富を築きました。即ち遺された財産で基金を設立し、その毎年の利子で前年に人類のために最も貢献をした人々に分配されています。因みに1つの賞の受賞者に贈られる賞金は約1億円です。
 さて大村さんは、山梨県の農家の生まれ、子どものころは勉強の傍ら農作業を手伝い、父の勧めで山梨大学に進学し卒業後都立の工業高校の夜間部の教師をし、その当時手に油汚れをつけたまま学ぶ生徒の姿を見て、大学院に入り直して改めて1から学問に取り組んでいった稀有な努力の人です。大村さんは、寄生虫による感染症の治療薬の開発に貢献し、アフリカ2億人の人々の病魔から守った日本人の誇りです。国内の土壌にすむ微生物を徹底的に研究し、その力を借りて何か役に立つことができないかを常に考えながら仕事をされました。私たちも世の為人に為に役に立つ仕事をコツコツと続けていきたいものです。

3.隠れたチャンピオン企業に学ぶ
 この12日、金子建築工業の金子社長の紹介で、恵那・中津川経営革新カンファレンスに中村さんと参加しました。今回中津川市と恵那市の経営者でつくる「青い山脈の町 未来創生会議」が、経営力向上や地域活性化を目的に開催され、基調講演の世界的に著名なドイツの経営学者ハーマン・サイモン氏は、著書「グローバルビジネスの隠れたチャンピオン企業」で知られ、多くの示唆に富んだお話に深く感銘を受けました。
 「ドイツの国民1人当たりの輸出額が日本の3倍で、それを支えるのが種々の業界業種でトップシェアを誇る隠れた中小のチャンピオン企業です。派手さはないが、高い志・目標を掲げ、事業分野を絞り込んで掘り下げ、自社の得意分野で市場を世界に広げ成長し続けています。」「多くは零細規模からスタートしながら、発想、技術力、品質、革新力で発展し、他社との圧倒的な差別化から高付加価値経営を実現し、価格競争に巻き込まれない独自性を有し続けています。」私たちのライバルは時代の変化を肝に銘じて、お客様とより親密な関係を築きながら成長発展していきましょう。
ありがとうございます。高橋文夫拝 忠恕