SHIEN

2017年3月27日 社長通信247

1.はじめに
 この21日、東京都心・靖国神社のソメイヨシノの桜の開花が発表され、いよいよ湖国長浜も曳山祭りを控えて春本番間近です。しかし、この時期は寒暖の差が大きいので、体調管理には十分に気を付けましょう。

2.「SHIEN学」との出会い
 シガウッドだよりにも掲載していただきましたが、今月1日、改善コンサルタントの柿内幸夫先生のご紹介で、静岡大学大学院教授の舘岡康雄博士にご来社いただき、50名の従業員さんを前に、「SHIEN学」のご講演を賜り、深い感銘を覚えました。
 舘岡先生は、東京大学工学部をご卒業後、日産自動車中央研究所に入社され、種々の部門を経て、人事部門で当時のカルロスゴーン社長の元、日産ウェイの確立と伝承を推進され、現在は、静岡大学でSHIENに関するワークショップや講演活動等にご活躍されています。
 先生の著書の「世界を変えるSHIEN学―力を引き出し合う働きかた」から、先生のお考えをお伝えします。
「今、世界は大きく変わろうとしています。その変化の波はいたるところで始まっています。あなたの職場や身の回りではどうでしょうか。例えば、働きかたを見てみましょう。時間に追われ、人間関係に疲れ、理不尽な仕事量に押し潰されそうな人も少なくないのではないでしょうか。 中略
 新しい時代が来ています。今までのように既に誰かが決めたことを『させたり/させられたり』することから、従来重なり(コミュニケーション)のなかったところに重なりをつくって『してもらう/してあげる』ことを交換し、一緒に答えを立ち上げるようになります。そしてSHIENが浸透していくと、何かを考えたり、『こうしたい』と願望を持つと同時に、答えが向こうからやってくる状況が自然と生まれてきます。」
「社会全体や個々の局面で、進んで『助け合う』=『利他性』の価値観がとても大事になってきます。さらには、今まで重なりのなかったところに重なりをつくり、新たな解を生み出すことが問題の解決につながります。
 私はその問題解決への一歩である、お互いに助け合い、相手の力を引き出し合う力を『してもらう/してあげる能力』と呼んでいます。実は、これこそがSHIENの真髄です。」
 先生の唱えるSHIENの考え方は、わが社の従業員さんの日々の仕事に反映されてきていると思います。今後SHIEN学を皆さんとともにさらに理解し浸透させて、喜びを交換し合う仕事や人生にして参りましょう。

3.東京マラソン考
 先月26日、第11回東京マラソンに参加してきました。27年間のマラソン人生で、77回目のフルマラソン完走、2回のリタイアを除いて、6時間47分というワースト記録でした。この過去最も辛く長い道のりは、私に大きな気づきを与えてくれました。即ち42.195kというゴールがあるから頑張れたこと、しかしそのことよりも人は誰かの為なら最後までやり抜くことができること、何より後半関門時間に追い立てられ只ひたすら歩きながら、人の痛みが少し理解できたこと、そしてゴール前の東京駅丸の内の500mのラストランは、感謝感激感動でした。

4.今月の論語の言葉
 子、川の上(ほとり)に在りて曰(のたま)わく、逝く者は斯くの如きか。昼夜をおかず。(子究第九)
先師が川のほとりにあって言われた。「時の流れはこの水のようなものであろうか、昼も夜も休まない」
感謝! 忠恕 高橋文夫拝