まず、やってみよう!

2018年1月26日 社長通信257

1.はじめに
 新年あけて早1カ月が経とうとしていますが、私も昨年暮れ満65歳を過ぎ、益々時間の有限性と大切さを実感しています。
 さてこの20日の大寒から来月4日の立春までの15日間が1年で一番の厳寒期ですが、正に暦通りの大寒波が襲来しており、工場や配送、建方等の仕事は特に大変ですが、安全第一で体調管理にも十二分に気をつけてください。

2.第23回KZ法勉強会の学び
 日本そして世界を代表する改善コンサルタントの柿内幸夫先生とご縁を賜りご指導をいただき丁度丸7年になりましたが、全社改善活動の原理原則、即ちまず経営者が率先垂範先頭に立って改善活動に取り組み、製造はじめ営業や総務も全社一丸となって仕事現場の改善改革に継続して取り組んでいくことが重要であることを繰り返し伝えていただいています。お陰様で改善活動が徐々に定着して、以前とは見違えるほどに変貌してきました。
 そして今月16日の第23回勉強会では、改めて部分最適ではなくて全体最適の大切さとそのためにはFSL即ちFフロー(仕事の流れ・在庫低減)、Sシンクロナイズ(仕事の同期化・共有化)、Lレベリング(仕事の平準化・多能工化)に全部門が支援し合い取り組んでいくことを学びました。また、各部署で多能工化を進めていますが、部署内に留まる狭い意味での助け合いから、今後更に部署部門を超えて支援し合いFSLにつながる多能工化を目指していきます。
 今回実習で、2x4工法の構造パネルの製造、営業、設計の各部門の問題点や課題を共有し、お客様の満足向上と共存共栄を図っていくために、自由に議論を交わしました。以前からお伝えしていますように、今後益々『三でも:いつでも、どこでも、だれでも』ミーティングを積極的に実践して改善改革そして変革に取り組んでいきたいと思います。

3.全日本卓球選手権の感動
 この21日、全日本卓球選手権の男女シングル決勝戦をTV観戦し、その気迫と奮闘振りに感動しました。朝刊では、「張本14歳 最年少V。伊藤3冠 女子単初優勝、」と報じられ、少子高齢化が進み、最近の若者の内向き志向で日本の未来が懸念される中、この大健闘は、私たち日本人に大きな期待と勇気を与えてくれるものです。10度目の全日本優勝を目指した28歳の水谷選手は、張本選手を称して世界に冠たる卓球王国の中国選手と同レベルだと賛辞を送ります。
 また昨年の覇者で同年17歳の平野選手を破った伊藤選手の迫力も凄いと思います。日本の卓球界の頂点を目指し、達成してきた若者は、誰にも負けないほどの辛い苦しい練習を続けて、技術と体力、そして精神力、集中力を鍛錬してきた成果が実ってきたのです。
 来月9日からは、平昌(ピョンチャン)冬季五輪が開催され、日本選手団の旗手を務める日本勢史上最多8度目のノルディックスキー・ジャンプ葛西選手(45歳)や主将で金メダル候補のスピードスケート女子の小平選手(31歳)のベテラン選手をはじめ多くの若人のメダル獲得が期待されます。彼らの活躍は私たちに元気と勇気を与えてくれます。今年は合言葉を「まずやってみよう!」そして大きな夢や目標を掲げて日々努力を重ねて実現してまいりましょう。感謝!髙橋文夫拝