タカブン通信
シガウッドの魅力ある未来づくり
2025年月5月27日 タカブン通信21
薫風の5月も後半となり、街角に美しいバラが咲き誇り、一方夏日から30℃を超える真夏日も顔を出し、徐々に梅雨の気配も現れてきました。これから工場や建築現場では、水分補給を適宜取って熱中症の予防と、食中毒にも十分に気をつけてまいりましょう。この6月1日より職場における熱中症対策として「体制整備」「手順作成」「関係者への周知」が義務化されます。まず皆さんお一人お一人が日々の健康管理に努めてお互いが気遣い、ふらつきや大量の発汗、こむら返しなど体調不良の時は職場リーダーや同僚に声掛け、水分補給と休息し体を冷却するとともに、また職場の仲間の異変に気づいたら声掛けを怠らず、速やかに職場リーダーから管理者や総務に連絡し、産業医の診察など適切な措置をとってまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。
今期も残り1ヶ月を割り、皆さんのご努力とご協力に心から感謝申し上げます。ここで品質マネジメントシステム見直し報告書からこの1年を振り返ります。今期は河西いちご園様の木造直売所と加工所が無事に竣工し、大勢のお客様で賑わっていますことは、嬉しい限りです。しかし、この1年間、主力事業である2X4工法の戸建て注文住宅が減り、反面集合住宅が増加するとともに、種々の要因で中大型木造建築物が業績に十分に反映できずに、厳しい業績結果になる予想です。
現在、全般的な業務改善改革に着手するとともに、製造部内の過度な日本人スタッフの業務の軽減とリーダークラスの育成と採用、外国人スタッフの適所適財、購買管理の一元化と見える化、与信管理の仕組み化などに精力的に取り組んでいます。そして来期以降、経営方針は、①既存事業であるプレカット・パネル加工事業については、重要顧客との関係強化を図り、SFP・パレット・サッシ建材事業は、安定的に維持し、②DE木RU/非住宅木造建築事業については、元請の取り組み体制づくりをはじめ、今後の主力事業として、特に農業用定温木造倉庫や一定規模の木造建造物の普及拡大に努め、③木造ユニットハウス等の新規事業への情報収集とチャレンジに取り組んでいきます。
また見直し報告書にはこのように結びました。
「安全と教育は全ての業務に優先する」というスローガンのもと、全社安全活動と人財育成に取り組んできました。しかしコロナ禍以降のコミュニケーション不足やウッドショックを契機に業績の乱高下、社風の淀み、退職者の発生などを真摯に振り返り、会社の存在目的や意義を熟慮してきました。そして全従業員とそのご家族の物心両面の豊かさと幸福の実現無くして、お客様満足も業績向上、まして社会貢献も達成できません。改めて、幸せ感溢れる職場づくりとご家族の皆さんからご支援していただける会社づくりを第一に、来期から未来10年、20年先を見据えた長期ビジョンを構築していくとともに、5年後に実現する新木造工場建設が未来に渡って飛躍していくランドマークになることを大いに期待しています。部署、役職を超えて、シガウッドの魅力ある未来づくりを語り合っていきましょう。
ありがとうございます。髙橋文夫拝