人は大切な資源である

2007年 5月25日 社長通信129

1.はじめに
 街路樹のけやきも深緑に生い茂るようになり、日中の気温が25℃以上の夏日になってきました。これから夏場にかけて、工場や建築現場での作業では、脱水症にならないように適度な水分補給と休養を心掛けて下さい。また、体調不良や睡眠不足から集中力が欠如して労災や交通事故のないようにお互いに気をつけましょう。
 
2.業績について
 2006年の我が国の新設2x4住宅戸数(アパートを含む)が10万戸を初めて越え、特に愛知県を中心とした東海3県の2x4住宅着工数の増加と営業部の新規開拓強化と製造部の安定的な月産2000坪の生産体制の確立の成果が出てきました。5月の連休前後の受注状況は、住宅業界全般にわたって、若干落ち込んでいますが、今後住宅ローン金利の先高感、参議院選挙後の消費税率の値上げ問題、合板・建築材料・住宅設備や優良な土地価格の値上がりが顕著になることから、この1年の住宅着工数は、堅実に推移するものと思われます。また、ある景気研究機関では、現在55~60歳の団塊の世代が建て替え需要期に入ってきており、更に団塊ジュニア世代が今後住宅取得適齢期に達することから、少子化とはいえ、戸建かマンションかの選択肢はありますが、新設住宅着工数は増大していく可能性を示唆しています。今後営業部の売上目標に合致した製造部の効果的な生産体制の確立がますます重要になってきます。パレット部門は、今期、合板加工品やラック製品等購買品、及び輸出製品用ワンウエイパレットや南洋材製材品の受注減のため業績が悪化しています。更に新規開拓や物流商品知識不足や目標達成に対する粘り強い意識に欠ける点が課題であり、来期に向けて意識改革をしていきます。
3.2007年度品質方針・目標について
今後2006年度の品質マネジメントシステムの見直しを踏まえて、2007年度の品質方針・目標を策定し、6月11日迄に各部門、各グループ及び個人目標を作成します。来期は、ものづくりの原点である品質の向上を最重要課題としてお客様とのコミュニケーションの質と量を拡大して、お客様満足を実現していきます。また5Sの徹底を通して、更なる職場改善と労災ゼロを達成していきます。そして、営業・製造・総務がより一層コミュニケーションをとって、生産効率の拡大を図り、売上目標を達成していきます。そのために目標進捗管理、即ちPDCAサイクル、特に「C」と「A」を確実にスピーディに廻していきます。最後にドラッカーの言葉「人はコストではなく資源である」を確立していくために、人財育成を計画的に推進していきます。お客様と皆さんの幸せのために!     
 
 ありがとうございました。 高橋文夫拝