品質の追求

2007年4月27日 社長通信128

1.はじめに
  新川沿いに植樹された八重桜が満開で、新緑の眩しい季節になって参りました。ゴールデンウィークには、アウトドアスポーツやガーデニングを満喫したいものです。
 
2.事業方針について
 住宅部門は、営業担当毎のお客様の各物件の粗利益管理がほぼできるようになってきました。業績アップでお客様の「攻める・守る・育てる・捨てる」のポートフォリオを議論していますが、売上高と粗利益額、粗利益率及び与信管理を確実に把握実施して、今後のお客様戦略を練っていきます。 パレット部門に関しても、個別粗利益管理が把握できるようになってきましたので、受注増につなげていきます。今後過去客の掘り起こしと週報で営業活動のPDCAサイクルを確実に廻して、結果を出していきます。
3.品質の追求
 コンビニエンスストアのセブンーイレブンの創設者で現在セブン&アイ・ホールディングス会長の鈴木敏文さんのお話が、日経新聞の「私の履歴書」に連載されています。1974年5月15日にセブンーイレブンの1号店が東京都江東区にオープンし、常に消費者マインドを追及し、経営革新や進化をし続けて、国際語となった単品管理(商品毎に売れ筋と死に筋をタイムリーに把握し、発注精度を高めること)を定着させ、この30年間でコンビニ業界はおろか国内小売店業界最大手までに育て上げた鈴木さんです。ここで、消費者志向に徹したエピソードを紹介します。【「これはチャーハンとはいえない。」ある日、すべての店から一斉にチャーハンが消えた。命じたのは私だ。セブンーイレブンでは役員が毎日昼食時に集まり、自社商品を試食する。その日のチャーハンはパラっとした仕上がりとは程遠かった。「そこそこ売れている」と聞いて、「それこそ問題だ」と担当者にこう問うた。「売れているからいいのか。この程度のチャーハンが売れていることにこそ危機感を持つべきだ。売れれば売れるほど信用が失われていくんだ。」‥‥‥妥協するのは簡単だが、妥協したときすべてが終わる。】 鈴木さんの説く商売の原点を端的に表したお話です。このことから私たちは何を学ぶか?今一度私たちのものづくりの原点を見直したいと思います。2x4住宅パネルやパレットがそこそこ売れているからいいのか?お客様の視点に立って満足していただける製品を提供できているか?この19日、ISO9001の3年更新を控えての内部品質監査を実施しましたが、常日頃から不適合報告と是正改善処置を迅速に確実に実施して、クレームの再発を未然に防いで、揺ぎ無いお客様満足を実現していきたいものです。この1ヶ月で今期の品質方針や品質目標を全社で振り返り、更なる成長発展に繋がる来期の方針・目標を策定していきます。    
 
 ありがとうございました。 高橋文夫拝