人の役に立つ

2007年 7月27日 社長通信131

1.はじめに
 爽やかな梅雨明けから、夏本番になり蒸し暑くなってきましたので、お互いに体調管理に努めて、毎日元気で労災ゼロを目指していきましょう。
さて今月は、梅雨明け前に台風4号の影響で太平洋側を中心に大雨の被害を受け、更にこの16日には、新潟県中越沖地震が発生し、柏崎市や長野県の一部で震度6強の揺れを観測しました。この地震で、11人の尊い命が奪われ、1万6千棟を越える建物が被害を受け、多くの住民の皆さんが避難所の生活を続けています。被災された皆さんには、心からお見舞い申し上げます。
 また最近のM社食肉偽装事件や中国産食品・薬品等の安全性に関する報道で、企業や国家の社会的責任を大きく取り上げており、今回の地震でも、東京電力・柏崎刈羽原発の緊急時の自主防災体制の不備や情報開示・対応の遅れやまずさが露呈しています。これらを他人事と考えるのではなく反面教師として、自社の社会的責任を常に確認して経営するとともに、日頃の防災や危機管理を徹底していきたいと思います。
 
2.第11期経営方針・部門発表大会
 今期もスタートして1ヶ月を経過しましたが、この7日には、全従業員さんが参加して、第11期経営方針・部門目標発表大会を開催し、大きな成果を得ることが出来ました。年々、部門長やリーダーの発表が互いに切磋琢磨して一段と具体的で自信に満ち溢れ、目覚しい成長のあとが伺え、とても頼もしく嬉しく感じました。日常の仕事や研修を通して今後5年~10年の更なる成長発展を期待しています。また、谷口安全衛生委員長による全体安全教育としてヒヤリハットの改善方法のディスカッションや部門を越えて仕事上の問題点や課題を議論したことは、横の情報交換が図られて大変意義深いものでした。このように今期は営業・製造・総務間の垣根を越えて、何時でも何処でもタイムリーにディスカッションの場を創っていきましょう。
3.業務状況について
住宅に関しては、数年前の構造計算書偽装事件を踏まえ、この6月20日の建築基準法の改正に伴い、建築確認申請時の手続きの内容が大幅に変更され、構造図や工期の遅れが発生し、着工数が目標に達しませんでした。しかし、今後壁パネル自動ライン設備の本格稼動とともに、9月以降月2000坪から2500坪へのステージアップを図っていきます。
 パレット部門は、より効果的な営業活動を目指して、担当地域の変更と物流関連製品の拡販や新規お客様の獲得を目指していきます。
 先日ご縁を頂いた中川電化産業㈱の河中社長は、『人の仕事は、全員おんなじや。人間の仕事はすべて人の役に立つことや。』と語られています。
この21日には、施主様向けの第4回工場見学会を開催し、まだ至らないところや課題は多々ありますが、一応お客様に安心と満足感を持ち帰っていただいたと思います。経営理念の根幹にあるように、『私たちの仕事は、住宅と物流事業を通して人のお役に立つことです。』このように全従業員さんが、誇りを持って言える様に、今後より一層努力と精進を積んでいきたいと思います。      
 
 ありがとうございました。 高橋文夫拝