情熱

2008年5月27日 社長通信141

1.はじめに
 風薫る五月も、22日、沖縄や奄美地方が平日より14日遅く梅雨入りし、ここ琵琶湖周辺でも梅雨の兆しが現れてきました。季節の変わり目は、体調を崩して夏風邪を引き易いので気をつけたいものです。
 さて今月2~3日にかけてミャンマー(元ビルマ)南部を直撃したサイクロンによって死者・行方不明者が13万人を越え(16日軍事政権発表)、国連では、被災者を243万人と推計しています。また12日の中国・四川大地震は、死者・行方不明者が8万人を越え、大災害になっています。同じアジア人として心からお見舞い申し上げます。昼休みの中国実習生・研修生との日本語勉強会においても、地震災害の話題を取り上げて、今この日本でお互いに仕事ができること、給料がもらえること、安心して食事ができ屋根の下で寝ることができること、そして何よりも健康な体に素直に「ありがとう」と感謝の気持ちを持ち続けようと語り合いました。
 当社の構内でも中規模以上の地震が発生したら、倒壊する恐れのある資材保管ラックが判明しましたので、早急に改修工事をします。危機管理、リスク管理は気づいたときに着手することが肝心です。これからも皆さんの安全確保を第一に取り組んでいきます。

2.経営の原点について
 さて私の大切な師のお1人である京セラ創業者の稲盛和夫氏は、「経営の原点12カ条」の一つに、「売り上げを最大限に、経費を最小限に」という言葉があります。その解説文には、「経営は一見、大変難しそうに見えますが、基本はいかに売上を最大に、経費を最小にするかということです。売り上げを少しでも増やすように創意工夫を重ね、経費を少しでも減らすように一つひとつ経費項目を見直してください。その結果として利益は増大し、企業も発展していきます、」とあります。このように経営の原理原則を忠実に実践していけば、業績も自ずと向上していきます。今期も残すところ1ヶ月、皆さんとともに真剣に来期に繋がる仕事に仕上げていきたいと思います。

3.思いは情熱で伝わる
 今月も東京青山のレストラン「カシータ」オーナーの高橋滋氏を始め、多くの素晴らしい人との出会いと学びがありました。高橋氏のお客様に対して決してNOと言わない徹底したホスピタリテイとどんな些細なことでも感じ即行動する感性感動力、スタッフに思いを伝え続け信じ切る情熱、そして「今日のスペシャルは、明日のスタンダード」即ち常に進化し続ける行動力等に深い感銘を受け、今後の自社や自分自身に落とし込んでいきます。 ありがとうございました。高橋文夫拝