六つの精進

2008年7月25日 社長通信143

1.はじめに
 皆さんお元気様です。先日の製造部パレットミーティングでベテランの中川さんから、「上司は、もっと笑顔で話してください!」、というアドバイスをいただきました。ありがとうございます。私も朝礼で気難しい顔で話をしていることに気づかせていただき、大いに反省しました。これからは、笑顔で明るく元気よく、そして皆さんに少しでもやる気が出てくるようなお話をしていきます。
 この休日の早朝久し振りに標高263mの荒神山頂までランニングして、きつくもいい汗を思いっきりかいてきましたが、これからが夏本番。適度な水分補給や休息で体調管理に気を配って、暑さと喧嘩するのではなく、それぞれ工夫して乗り切っていきましょう。

2.第12期業績達成に向けて
 今月4日、第12期経営方針・部門目標発表大会及び業績アップ研修報告会、安全教育、部門間ディスカッションが有意義に開催されました。またその夜の親睦会主催のバーベキュー大会もとても和やかで、皆さん方の交流が深まったことと思います。今期も1ヶ月が経過しましたが、住宅、パレット部門ともに、お客様のご要望に確実にお応えして機会損失のないように、営業・製造間の報連相を蜜にして受注に繋げていきたいと思います。
 また原油高や原材料、消費財の高騰が続く中、景気が減退して不動産・建設関連の倒産も拡大し、今後益々企業間の業績格差が大きくなると思われます。夏以降SPFや合板、釘、断熱材等の変動費や運賃や燃料費等固定費のアップが本格化していきますが、生産性と品質向上を目指した設備投資や工場レイアウトの変更、お取引先様との粘り強い値交渉、物流の見直し等、改革していきます。皆さんの期待を受けて、改善提案委員会も正式にスタートしました。今期の計画を一つ一つ確実に実践していくことにより、業績目標達成という成果につなげていきたいと考えます。

3.六つの精進
 この16~17日に盛和塾の全国大会が横浜で開催され、改めて多くの気づきと学びをいただき、皆さんに心から感謝申しあげます。この盛和塾は、京セラの創業者の稲盛和夫塾長が、25年前の1983年に、「経営者としての考え方を学びたい」という若手経営者の強い要望で始められたボランティアの勉強会で、現在、日本に52塾、海外でも、米国、中国、ブラジルと塾生が4800人を越えんとしています。私は15年前、塾長の「マラソンと経営」という講話テープを聴き大変感動し、そのことがきっかけとなって入塾させていただきましたが、未だに反省ばかりです。
 今回塾長は、中小企業にとって厳しい経営環境が続く中、経営の原点として、改めて「六つの精進」を地道に実践していくことの大切さを力説されました。
①誰にも負けない努力をする。
②謙虚にして驕らず。
③毎日の反省。
④生きていることに感謝する。
⑤善行、利他行を積む。
⑥感性的な悩みをしない。

この6つの精進を肝に銘じて、皆さんの物心両面の幸福を実現していきます。
ありがとうございました。高橋文夫拝