小さいことをおろそかにしない

2008年11月27日 社長通信147

1.はじめに
 晩秋の紅葉と初冠雪の伊吹山が美しく朝日に映えています。いよいよ木枯らしの季節になってきました。年末に向けて気忙しい時期、チョッとした油断で風邪を引かないよう、日頃の体調管理に努めたいものです。
 また来月8日には、定期健康診断があります。今回から腹囲測定を含めたメタボ検診が加えられましたので、診断結果を真摯に受け止めて、明日の健康づくりを着実にしていきましょう。気づいた時に行動してみるかどうか、そして続けられるかで、あなたの将来が決まってくると思います。

2.業績について
 さて世界的な金融不安と自動車産業に始まる減産と派遣社員の解雇、不動産・建設業の倒産等来年にかけて経営環境が更に厳しくなる中、我が社の現況は、2x4住宅に関して、お客様のご要望に応じきれない程ご注文を頂いており、今期の5ヶ月間は、目標売上を達成しています。しかし来春以降は、全く予測できないところですが、この22日には、昨年の壁パネル自動組立ライン設備に引き続いて、今後の屋根材や床材のプレカットの高加工精度と省力化の戦略的設備である3次元マルチカットソーを導入して、品質目標である品質向上とローコスト生産管理システムの実現を追求していきます。
 決して現状に満足することなく、「ピンチはチャンス」という言葉の通り、足元と将来即ち現状と目標をしっかり見据えて、全社一丸となって改善改革に果敢にチャレンジして進化成長していきましょう。

3.日本一の知恵工場
我が社でも改善提案委員会を中心に改善提案活動に積極的に取り組んでおり、スタートした7月以来、現在まで150件(目標200件)の提案書が提出され、構内の置き場や歩行帯などの安全表示、各所補修工事、作業改善等、職場環境が目に見えて改善されてきました。これからも全員で自主的積極的に取り組んで、少しでも自分たちの手でよりよい職場や作業方法を創り上げていきましょう。
 さて今年の6月の社長通信にも取り上げましたゴキブリダンゴで有名なタニサケさんの12月の社内報「フレッシュタニサケ」が届きましたので紹介します。日本HR協会発行の月刊「創意とくふう」11月号で2008年度版改善・提案活動実績調査レポートでタニサケさんは、一人当たり年間改善提案奨励額の部門で528社中、見事7年連続第1位を獲得され、件数でも6位でした。まさにトヨタさんをも凌ぐ日本一の知恵工場です。鍵山秀三郎さんの言葉、「できそうにない大きなことばかりを追いかけるよりも、目の前の小さなことを少しずつでも積み重ねていけば、とてつもなく大きな力になります。」を、皆さんとともに心していきたいものです。
   ありがとうございました。高橋文夫拝