感謝!眼聴耳視

2010年12月27日 社長通信172

1.はじめに
 今冬は、全国的にクリスマス寒波に見舞われ、慌しく年の瀬を迎えましたが、心身ともに健康で新年を迎えたいものです。
 地球温暖化とともに「異常気象」という言葉が世界中を飛び交うようになって久しく、今夏の猛暑の反動で、これから酷寒、そして来春の記録的な花粉症の予報も聞かれます。東洋医学を取り入れた独自の食事療法、運動療法で著名な石原ゆうみ結實医学博士は、著書「一生疲れない体をつくる免疫力アップ健康術」で、体を温めれば異常気象に負けない体になる!と断言します。人間が生まれながらにして持っている自己防衛機構が「免疫」ですが、石原先生は、この免疫力をアップする方法は、ただ「空腹にすること」と「体を温めること」で、この2つを守るだけで実現できると言われます。人間を含めた多くの動物は、病気になったり、非常に疲れたりすると「食欲不振」と「発熱」の症状を発する。つまり白血球は空腹状態で効果的に外敵を退治し、体温が上昇すると免疫力が増すため、人間は本来自然に治癒するように出来ているのです。食べ過ぎは健康の敵、病知らずで何時までもエネルギッシュで若々しい人生を送りたいものです。

2.眼聴耳視(がんちょうじし)について
 この19日、第17期起業家養成スクールが閉校しましたが、私も通算12年間チューターとして、全国から集まった後継経営者の受講生に関わり、ともに学び、多くの気付きと経営のヒントをいただいています。その反面、怠惰になりがちな我が身と未熟さを痛感しています。そして今回も最終講で講演されたお好み焼き店「千房」の中井社長は、刑務所で面接し採用した仮保釈中のアルバイトの男性の受刑者2人をまじめな勤務ぶりを認めて、刑期満了を機に、本年7月1日に正社員として向かい入れました。大抵の過去を受け入れ、現在と未来だけを問い、彼らに更生のチャンスを与える人生観に深い共感を覚えます。また接客業の基本として「眼聴耳視」、即ち、お客様や従業員さんに接する時には、眼で聴き、耳で視ることの大切さを教えていただき、切に心掛けていきます。
 最後になりましたが、どうぞ希望溢れる新年をご家族の皆様とお迎えください。この1年間ありがとうございました。 高橋文夫拝