16の改善キーワード

2011年2月25日 社長通信174
1.はじめに
 2月は逃げるといいますが、日中の陽射しは随分春めいてきました。また、例年になくスギ花粉が飛散するようで、花粉症の人には鬱陶しい時期ですが、これからの季節の変わり目を皆さんとともに健康で過ごしていきたいものです。

2.CSアンケートについて
 年当初からお客様満足度調査(CSアンケート)を実施して参りましたが、お客様のご協力と総務、営業各部門の努力のお陰で、アンケートの回収率は90%でした。また総評価点は両部門とも100点満点として、ほぼ80点でした。今回多くの貴重なご意見や励ましのお言葉、集計結果を全従業員が真摯に受け止めて、業務改善計画を5W2H(誰が、何時までに、どこで、何を、何故、どのように、いくらで)で明確に立て、PDCAサイクルを確実に廻していきます。この調査で住宅及び製造業としての品質面の向上や納期対応力、営業提案・情報提供力、価格協力などの問題点や課題があり、お客様への改善報告書を3月中に提出して、より一層のご期待に応えていきたいと思います。

3.全社改善活動(KZ法)について
 先月25日、改善コンサルタンツの柿内幸夫先生から全社改善活動(KZ法)の基本を講義していただき、床パネル工場をモデルに、1ヶ月以内に使用するか否か、また置き場や表示が適切かどうか等を判断基準として、赤札作戦を実施しました。そして問題点や課題を発見して、毎週PDCAサイクルを廻しています。また各部署毎にKZ法を実施し、以前とは見違えるほど、不要物の処分や釘・金物など副資材の在庫量の減少、仕掛品の引き出し法への転換、工具備品の整理、現物表示等を実施してきました。
 改めて今回のKZ法の目的を確認しますと、仕事の原点とは、「現場に有り」を全従業員が理解認識して、常に現場・現物で物事を判断し、行動改善していくことが、業績向上につながることを実感していくことです。
 そのために、柿内先生の説く「16の改善キーワード」
 1.7つのムダの排除
  ①作り過ぎのムダ
  ②手待ちのムダ
  ③運搬のムダ
  ④加工そのもののムダ
  ⑤在庫のムダ
  ⑥動作のムダ
  ⑦不良をつくるムダ
 2.動作経済の4原則⑧距離を短くする
  ⑨両手を同時に使う
  ⑩動作の数を減らす
  ⑪楽にする
 3.5Sの徹底
  ⑫~⑯整理、整頓、清掃、清潔、躾
 を駆使して、風通しのよい働き甲斐のある職場を創りあげていきましょう。 
 ありがとうございました。高橋文夫拝