運命を引き受ける

2011年6月27日 社長通信178

1.はじめに
 太平洋高気圧が張り出し蒸し暑さが増す中、紫陽花が美しく色づき眼を和ませてくれます。そして梅雨明けと共に、日本が過去経験したことのない節電一色の夏が到来します。会社も家庭も今から省エネや節電に、前向きに取り組んでいきましょう。
 さて先月の21日よりレコーディング・ダイエットの世界に飛び込みました。所謂、毎朝の体重・体脂肪率そして1日の飲食物やそのカロリーを記録するひとつのダイエット法です。友人の体験談を聴き、思い立って始めてみたのですが、毎朝のジョギングを従来の5kから40歳半ばの全盛期の10kにパワーアップして、約1ヶ月が経ちました。結果は、体重64.8kg・体脂肪率20.4%から現在62.9kg・16.6%で、体脂肪重量は2.8kg減少しています。 因みにこのダイエットの本質は、「どうやったらやせるか」ではなく、「太る努力をサボる」ことにあるのです。記録し続けることで、面白くてやりがいがあります。皆さんも一度トライしてみませんか?

2.「心を整える」長谷部誠氏
 ワールドカップ・ベスト16、アジアカップ優勝の日本代表チームのキャプテンを務めた長谷部誠氏の著書「心を整える」がベストセラー中です。先日のTV番組のゲスト出演での爽やかな口調と誠実さに好感を持ちました。彼の説く勝利をたぐり寄せるための56の習慣からいくつか紹介します。
①整理整頓は心の掃除に通じる。
②恨み貯金はしない。
③苦しいことには真っ向から立ち向かう。
④競争は、自分の栄養になる。
⑤常に正々堂々と勝負する。
⑥遅刻が努力を無駄にする。
⑦常に最悪を想定する。
⑧他人の失敗を、自分の教訓にする。
⑨変化に対応する。
⑩感謝は自分の成長につながる。
 職場3原則「場を清め、時を守り、礼を正す」に通ずる習慣です。よい習慣を日々続ければ、才能を超えられるのです。(後述の佐々木氏の言葉より)

3.タイムマネジメント
 この24日の社長塾で、東レ経営研究所特別顧問で著書「ビッグツリー」でも著名な佐々木常夫さんから、タイムマネジメント即ち時間管理は、仕事の基本であることを学びました。13の徳目の月間テーマも「計画を立てて仕事に取り組もう」です。改めて無駄な仕事はないかを常に確認して、効率的効果的な仕事にしていきたいものです。
 また佐々木さんは、母親の言葉「運命を引き受けて、その中でがんばろうね。がんばっても結果が出ないかもしれない。だけど、がんばらなければ何も生まれないじゃないのー」を支えに、艱難辛苦の人生を生き抜くことができたと語られています。私たちも運命を引き受けて、今を大切に、そして未来に希望を持って人生をコツコツと歩んでいきましょう。感謝!高橋文夫拝