よい社風づくり

2012月2月27日 社長通信186

1.はじめに
 例年になく大雪に見舞われた今月も逃げるが如く、月末になり日の出も徐々に早まり、陽射しにはようやく春の兆しを感じるようになりました。
今回の降雪の際には、早朝から自主的にフォークリフトやスコップなどで除雪作業をしていただき、誠にありがとうございました。特に北側の駐車場の除雪は思うように捗らず、ご迷惑をお掛けし、今後検討を重ねていきたいと思います。

2.2x4工法への期待 
 この22日付けの日刊木材新聞に、昨年12月内閣府が実施した「森林と生活に関する世論調査」の結果が紹介されました。同調査は約4年ごとに全国20歳以上の男女3000人(有効回収数1843人)に個別面接の形で、森林への親しみ具合や木材などの利用状況、森林・林業行政に対する要望を尋ねるものです。この中で「住宅を建てたり、買ったりする場合にどんな住宅を選びたいか」の問いでは、「木造住宅(在来工法)」が56.0%(07年5月調査比▲5.6%)、「木造住宅(2x4工法等)」が24.7%(同2.9%アップ)と上昇しました。因みに「非木造住宅(鉄筋、鉄骨、コンクリート造)」は15.4%(同0.7%アップ)で、「木造住宅を選びたい」は80.7%(同▲2.7%)でした。
 この調査結果から、地球環境や健康問題の世論の高まりと国産材・県産材の有効活用を促進するための政府の支援を得て、老人ホームや学校施設など非住宅木造建築物とともに木造住宅への関心と期待が高い中、東日本大震災後、特に耐震性をアピールする2x4工法を選択する国民が増加していることが窺え心強く感じます。なお昨年1年間の新設住宅着工数は83.4万戸で前年比2.6アップ。また木造住宅は55.7%(前年比1%アップ)、その内2x4工法は21.1%(同2.2%アップ)となっています。今年は震災復興や消費増税などの懸念で、88万戸程度に拡大するとみられており、当社においても東海、近畿圏での2x4住宅を推進するお客様とのパートナーシップをさらに強化するとともに、このたび注文をいただきました市内北部の大型特別養護老人ホームをはじめ非住宅建築物の2x4構造躯体の受注拡大にも努めていきたいと考えます。

3.よい社風とは
 今月は、堺で開催された田舞塾や滋賀経営研究会の例会において、改めて「よい社風とはどういうことか」を考える機会をいただき、ありがとうございます。皆さんも今一度問いかけてください。
・全従業員が同じ考え、価値観を共有している
・ありがとうの言葉が自然に笑顔で飛び交う
・上司、部下また男女、部門を超えて何でも忌憚なく自由闊達に話や相談ができる
・明るく元気で自主積極的に協力し合え、チームワークがよい
・お互いに相手を尊重、尊敬し、相手の立場にたって気配り心配りができる
・どこにいても会社に誇りを持ち、自信を持って言動ができる
・常に可能思考で素直な人の集団(素直とは、一旦聴きとめ受け入れて、すぐに実践する)
 等々あげることができます。私自身この数年で放物線上に我が社の社風がよくなってきていることを実感します。つまり待ちの仕事から自主積極的な仕事への取り組み姿勢や部署間を越えた協力、何よりも個人の成長が会社の着実な成長に繋がっていると思います。まだまだ課題は多くありますが、更なる業績向上とともに、よりよい社風づくりに皆さんと取り組んでいきますので、ご支援ください。ありがとうございました。
 高橋文夫拝