労災ゼロに向けて再スタート

2014年9月26日 社長通信217

1.はじめに
 今月の給料日は、マレーシア・クアラルンプールから皆さんの一所懸命のお仕事に感謝して、更なる安全と健康を祈っています。
 さて朝晩は、めっきり涼しくなってきましたが、日々の心掛けで体調管理に努めてまいりましょう。

2.労災ゼロに向けて再スタート
 前期労働災害ゼロ300日を達成して、今期は500日を目標に掲げて安全管理に取り組んできましたが、この17日、ベテラン従業員さんの指の損傷という労災事故が発生しました。幸いにも通院治療で復帰していただきましたが、「安全と教育は、全ての業務に優先する」をスローガンに、全社で安全作業を励行している中、安全衛生管理者としての責任を痛感しています。
 事故後、直ちに全員の安全教育を実施しましたが、今回午前中の作業後、ランニングソー丸鋸周辺のおが屑の清掃中の事故で、改めて原因を振り返りたいと思います。
①丸鋸周辺の清掃時、ルールの主電源を切らずに、非常用停止ボタンを押して作業していた。しかもボタンを押したつもりで、停止状態であることを確認していなかった。
②この状態で、しゃがんで作業していたため、臀部が近くのフットスイッチに触れ、丸鋸が回転して、右人指し指を損傷した。
③清掃時の作業手順や注意事項が、機械に明記していなかった。また作業関係者に周知徹底されていなかった。
④丸鋸の収納ケースカバーを外した時に、電源がONにならないためのセンサーがついていなかった。即手配して装備する。
⑤8月から今回で3件目の事故で、毎回現場安全教育を実施してきたが、各職場において関る従業員さんに安全作業が徹底されていなかった。
 以上、改めて10月1日から7日の全国労働安全週間を目前に、今年度のスローガンである「みんなで進める職場の改善 心とからだの健康管理」を周知徹底して、労働衛生意識の高揚を図るとともに、不安全作業の撲滅と機械の安全装置の再確認をして、労災の再発防止に不退転の決意をもって取り組んで参ります。また11月の1ヶ月間開催されます「滋賀県産業安全の日無災害運動」に積極的に参加致します。来月の新社屋の完成を前に、是非より一層安全で快適な職場を皆さんとともに創りあげていきましょう。

3.現状と今後の方針
 今年の4月消費税が8%と増税になり、それ以降新設住宅着工戸数の減少が続いていましたが、ようやく10月度より受注量が2000坪を超え回復してきました。今後は、来年10月から消費税率10%への上昇が予想され、駆け込み需要で年間約95万戸をピークに、人口、世帯数の減少や住宅の長寿化が原因で、2025年度には、62万戸と予測されています。
 この新設住宅市場の縮小の中、2x4住宅工法の構造躯体のパネル化をより高品質化し、建方施工や造作仕上げ施工および配送の一部自社化と木造大・中型施設の積極的な営業活動を展開していきます。決して規模を求めず、皆さんの働き甲斐と働く場を創出して、事業の高付加価値化と業績向上を目指して参ります。ありがとうございました。高橋文夫拝