第19期 安全最優先でスタート

2015年6月26日 社長通信226

1.はじめに
 梅雨もこれからが本番です。例年のように夏の太平洋高気圧からの高温多湿の気流と大陸やオホーツク海からの寒気のせめぎ合いが日本列島の上空で繰り広げられます。今しばらく鬱陶しい日が続きますが、色とりどりの紫陽花や香り豊かなくちなしの花が街角を楽しませてくれます。夏風邪に気をつけてお互いの体調管理に努めてまいりましょう。

2.第19期に期待する
 さて第19期も無事スタートしました。今期は、前期以上に日々明るく元気で活気のあるシガウッドを創りあげていきたいものです。22日の全体朝礼でお伝えしましたように、まず第1に行動の判断基準は安全最優先を徹底して、第2にモノとサービスに関して最高の品質を創り込み、第3に1年間の意識改革と努力の成果として過去にない業績向上を実現します。そして1年後の第19期の決算では、目標の売上高と営業利益額を計上して、全従業員の皆さんとともに喜びを分かち合い、更なる飛躍につなげていきたいと考えます。

3.第14回KZ法勉強会について
 この10日に改善コンサルタントの柿内幸夫先生をお迎えして、第14回KZ法勉強会を実施しました。柿内先生とのご縁をいただき早4年を越え、昨年からの会社のショールーム化の実現に向けて全社をあげての取り組みも定着してきました。
 今回は、業績回復を実現するために、改めて先生から原価管理についての講義を受けました。即ち原価管理とは、長期的な視点にたって原価を測定分析し、その分析結果を用いて、利益や業績の改善に役立たせるプロセスをいいます。そして情報の見える化・共有化と、仕事の多能工化によってボトルネックを解消し、管理費用の削減という原価活動を全員で取り組んでいく必要性を学びました。また部分最適ではなく、常に全体最適を考えて行動していくことの重要性を再認識しました。
 更に売上回復とコストダウンについての具体的な助言をいただき、早速この22日受注戦略会議を開催するとともに、今後価格競争力とサービス向上を実現していきます。また全部署の生産性向上即ち1人1時間当たりの生産量、処理量など第1段階として5%アップを実現し、主材料のロス率を半減して変動費の削減を目指していきます。その他、物流費や修繕費、クレーム費用等の削減を実施していきます。

4.改善の優先順位
 全社改善活動も18期は、17期の24%アップで、2250件となりました。19期は、この改善活動の量と質の向上を図り、業績に確実に反映していきます。
 柿内先生著「儲かるメーカー 改善の急所101項」の【急所22】より、改善の優先順位は、安全第一、品質第二、リードタイムとコストは三の次。「安全と品質は経営の大前提だ。ケガや事故は起きてからでは遅く、安全はすべてにおいて最優先されるべきなのだ。また品質が下がれば、どれだけ速く造ってコストダウンに成功しても、不良は増え、返品が増え、信用は下がり、儲けはなくなる…」今日も1日ご安全に! ありがとうございます。高橋文夫拝