気づきと行動

2015年7月27日 社長通信227

1.はじめに
 梅雨明け後も天気は気まぐれ、真夏と梅雨の同居のような日々が続いています。しかしこれから2ヶ月あまり、本格的な暑さに負けないで、熱中症や寝不足、食欲不振などに十分気をつけて、明るく笑顔の挨拶でイキイキ職場を創っていきましょう。

2.経営改革と意識改革
 7月4日第19期経営方針・部門目標発表大会を創業以来初めて、新社屋2階大会議室で開催し、その夜は、親睦会主催による新入社員歓迎会を兼ねた大懇親会が盛大に開かれました。皆さんのお陰で過去に無いとても充実した嬉しい1日でした。発表大会等を準備していただきました皆さんや懇親会の幹事さんに、心から感謝申し上げます。
 そして今月2回に亘って全正社員さん総勢37名参加の合宿研修を開催しました。この研修を含め1年間の種々の改善改革活動の目的は、3年後の事業承継を見据えた未来ビジョンの構築と全社的な経営改革、経営者を筆頭に全社員の意識改革(社風の改善)そして業績のV字回復であります。
 前期18期は、皆さんの多大な尽力と多くの関係者のご支援のお陰で新社屋と資材倉庫を竣工して、快適な職場環境を実現してきましたが、業績の面では、目標である売上高20億円、営業利益率5%は未達に終わり、大幅な減収減益の結果になりました。この原因は、経営者である私に全責任があり、経営方針の不徹底と日々の目標進捗管理が出来ていなかったこと、また経営幹部や全従業員さんとの関りが希薄で、声掛けや個人面談が十分でなかったことです。皆さんには業績の低迷とサポート力不足を心からお詫びするとともに、皆さんとともに一致団結して業績のV字回復と相互信頼の再構築を実践していきます。
 今回の合宿研修を通して、私自身はじめ松原専務、橋本常務が全社員さんと本気、本音で関り、また社員さんも誠実に自分と周りの人に向き合い、日常抱えている辛さや、苦しみ、悩みなど胸のうちを開示して、見えない壁が取り除けたと思います。この一体感を決して忘れずに、今まで以上に良い人間関係と社風を築いていきます。

3.『理念と経営』7月号・企業の成功法則より
 田舞徳太郎氏は、社長力とは気づきの能力だと断じます。「うまくいかない責任を安易に社員や幹部に転嫁するのではなく、『自分の考えや態度、人間性が、どのように社風の源泉になっているか』『その社風が働く人々のモチベーションにどのように影響を与えているか』とういことを、明確に気づいて、自己変革していくことが大事です。“職場は一将の影 ”です。気づくことで反省が生まれ、反省が謙虚さをつくり、それが人間的な厚みとなってきます。社長力とはその厚みのことであり、人間力のことです。人間力とは、第一に現状を肯定的に解釈する力のことです。物事を肯定的に捉えることによって、前向きな発想が生まれ、問題解決を可能にするのです。」
 改めて田舞氏の説く気づきの重要さを痛感し、繰り返しになりますが、まず私自身が生まれ変わり、率先垂範行動し、私の課題の一つである鬼手仏心で皆さんと真剣に関っていきます。大感謝!高橋文夫 忠恕