時は生命なり

2017年10月27日 社長通信254

1.はじめに
 例年にない秋雨前線の影響で長雨が続き、更に大型台風21号が日本列島を縦断し、各地に甚大な被害をもたらしました。被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。
 また朝礼でお伝えしました通り、長浜市、米原市を管轄する湖北地域消防本部から、湖北地域に多発する住宅火災に関して緊急事態警報が発せられています。即ち昨年10月からこの1年間に住宅火災が19件発生し、11人もの尊い命が失われています。火災の原因は、ほとんどがストーブやコンロ等の裸火によるもので、衣類や寝具、カーテン、紙類などに燃え移り広がって死者が発生しています。これから秋も次第に深まり冬に向かって、火気の取り扱いには十分注意し、安全な器具を使用し、必ず住宅用火災警報器を設置しましょう。

2.安全衛生管理について
 4日、兵庫県三木市の安全帯や腰袋のメーカーである㈱基陽様・藤田社長はじめ6名の幹部・社員さんの会社見学で、住宅工場の各合板カット工程でのマスクの着用の必要性をご指摘いただき、その後見学会の謝礼として、塵埃用マスク600個を頂戴しました。今回柿内先生のご紹介で基陽様とご縁を賜り、またマスクのご提供に心から感謝するとともに、今後工場で塵埃の発生する作業場等では、塵埃用マスクの装着を徹底して、皆さんの健康障害を未然に防止していきます。

3.佐々木常夫先生の特別講演より
 12日、びわ湖ホールで開催された第54回全国林材業労働災害防止大会での佐々木常夫先生の特別講演の内容を紹介します。
①タイムマネジメント(生産性向上)はすべての基本である。
②常に計画を立て、重要度や優先順位を決めて実行する。
③仕事は最短コースを選び、通常の仕事は拙速(へたでもまずやってみる)を尊ぶ。
④計画実行のフォローアップを徹底する。
⑤仕事はそのプロセスでの努力も大切だが、その結果で評価される。
⑥整理整頓は仕事の迅速性に直結する。
⑦自分より上の立場で仕事や物事を考えることは、仕事の幅と内容をレベルアップする。
⑧自己主張力と傾聴力のバランスが大切。
⑨日々自己研鑽して向上しようとする意欲は仕事を面白くする。
⑩自分を大切にするということは人を大切にすることに繋がる。
⑪メモを取るとよく覚え、覚えると使う。使うと身につく。
⑫子どもは親の鏡、親は子の鏡。子どもの教育に関心を持ち、家庭、学校、社会に責任を持つ。
⑬友だちは大事にしよう。そして友情は手入れが必要である。
⑭人生に必要なものは勇気と希望とSome Maneyである。身分相応の金遣い。
⑮デッドライン(締切)を決めて仕事を追い込む。
⑯口頭より文書が時間節約になる。
⑰会議は最小限に、ミーティングは頻繫にする。
⑱強くなければ仕事はできない。優しくなければ幸せになれない。
以上、私たちの生き方や仕事に参考にしていきましょう。     感謝! 髙橋文夫拝