安全衛生活動・リスクアセスメントについて

2023年11月27日 タカブン通信3

 晩秋紅葉が美しい中、13日には伊吹山の初冠雪を仰ぎ見て、いよいよ冬の木枯らしも間近に迫っています。インフルエンザや風邪の流行のシーズンですので、服装の調節や栄養補給、快眠など、年末にかけて心身ともに健康管理に努めてまいりましょう。

 下半期は住宅着工数が減る中、当社と価値観を共有できるお客様に今まで以上に寄り添い、わが社の価値を積極的にアピールし、顕在的なもの以外にも潜在的なお困りごとの解決に果敢に挑戦していくことが営業活動に重要だと思います。そして非住宅木造倉庫や工場なども知識や技術レベルを向上させて、着実に実績を積み重ねていきたいと考えます。スピードと全員経営で私たちの経営資源を最大活用して成果を創りあげていきましょう。

 今月13日ながはまさざなみタウンで林業・木材木製品製造業労働災害防止協会滋賀県支部の令和5年度リスクアセスメント集団指導会が開催され、安全衛生委員長の川越さんと滋賀県支部長の私が参加しました。ゼロ災も本日時点で2794日と、全従業員の皆さんの努力と安全活動のお陰で更新しています。しかし、労災事故は何時何処で誰に起こるか分かりません。

 今回のリスクアセスメントの意味をお伝えして、改めて安全衛生活動に真摯に取り組んでいきます。リスクアセスメントとは、職場の潜在的な危険性、有害性を見出し、これを除去、低減して、労災を未然に防ぐための手法のことを言います。つまり危険性や有害性が放置されている場合、労災の発生する可能性が高い状態です。この危険性や有害性を特定し、そのリスクを見積もり、その見積もりに基づいてリスクを評価し、低減、除去措置の内容を具体的に検討し、優先順位の高い順に実施していきます。

 近年木材製造業における労災事故は、回転機械やコンベヤ等の作業でのはさまれ・巻き込まれやフォークリフト作業での激突事故、機械を停止しないままのメンテナンス時での事故が多くなっています。例えば、転倒防止のリスク低減の本質的対策の一つとして、床面のボルト・ナットなどの突起物は無くすことです。また機械メンテナンス時の表示板の設置で周りの注意喚起をすることです。改めて安全パトロールでリスクの確認を徹底してまいります。今日も一日ご安全に! 髙橋拝