更新・更精・更強

2007年2月27日 社長通信126

1.はじめに
  この冬は、ほとんど積雪を見ることなく、紅白の梅香が漂い始め、近年にない早い陽春を迎えそうです。しかしこの影響が夏期に琵琶湖の異常渇水に繋がらないように願いたいものです。
 さて18日に第1回東京マラソン大会が、フルの42.195Kに2万5千人、10Kに5千人の合計3万人の参加で開催され、私も通算58回目のフルマラソンに出場し、3時間44分で完走しました。大会は、新宿の東京都庁をスタートして、皇居の外堀、東京タワーを仰ぎ見て品川を折り返し、銀座通りから浅草雷門を経由して銀座4丁目に戻り、お台場ビッグサイトをゴールの7時間に亘る交通規制、氷雨の中でした。1万人のボランティアの皆さんや178万人の沿道を埋めた声援のお陰で、35Kの壁を耐えて走れる幸福感と充実感を満喫しました。石原都知事が決断し実現したこの歴史に残る大イベントから、事業経営にトップリーダーの熱い想いと決断力・実行力・指導力の重要さを教えてくれました。

2.面談を通して
 風通しのよい働き易い、働き甲斐のある会社づくりをしていくために、今月皆さんからいろいろとお話を聴かせていただきました。
 まず感じたのは、私を含め経営幹部や指導者は、常に社員さんから見られているということです。一挙手一投足に気遣い、社員さんの模範となるように言動しなければならないことです。どんなに立派な理念を掲げ、方針・目標・ルールを決めても、上に立つ立場の人間が、実践していなかったり、徹底していなかったら、部下を動議付けることも部下から信頼を得ることもできないということです。論語に「己の欲せざる所、人に施すこと勿れ、」とありますが、逆に部下にして欲しいこと、守って欲しいことは、まず自らが率先垂範実践していくことが大切です。また、今後より一層会社の将来ビジョンを語っていくとともに、皆さんも5年、10年後の自分の姿を思い描いて仕事をして欲しいと思います。
 先日、中国上海で誠実で有能な第2期研修生を選考してきましたが、13億人の中国は、「更新・更精(更に良く)・更強」を掲げ更に前進していきます。私たちも中国の人々に負けないよう進化していきたいものです。