六つの精進 4.生きていることに感謝する

2016年10月27日 社長通信242

1.はじめに
 季節は確実に進み、澄み切った青空に爽やかな秋風が心地よく吹くようになってきました。今年も残すところ2カ月余り、現在労働災害ゼロ200日ですが、500日を目指して、安全で安心な快適職場と心身ともに健康な体づくりに取り組んでいきましょう。

2.業績について
 今期も早4カ月が経過しましたが、業績目標に対して売上高は約90%、営業利益は若干のマイナスになっています。しかし年末から年始にかけて、アパート物件はじめ戸建て住宅、さらに新規に大手住宅コンポーネント会社の壁パネルや集合住宅の床断熱パネルの受注等で相当仕事が込み合い、残業や休日出勤、また一部は外注をお願いすることになります。各部門・部署間で今まで以上に日々コミュニケーションを十二分に取りながら、ムダ・ムラ・ムリのない製造スケジュールを立て、リードタイムを短縮して10%以上の生産性の向上を目指しましょう。

3.自分が変われば周りが変わる
 気づき経営の元祖で、我が尊敬する幸南食糧㈱の川西修取締役会長の著書「気づきがあなたを変える」の1節を紹介します。
【自分が変われば周りが変わる】
 誰かを変えたい場合、相手を変えようとするより、自分が変わる方が簡単、自分が変わる方がたやすいのである。まず先に、自分が変わろう。
 自分が変われば、部下が変わる
 自分が変われば、上司が変わる
 自分が変われば、会社が変わる
 自分が変われば、家族が変わる
 自分が変われば、周りが変わる
 自分が変われば、生き方が変わる
 自分が変われば、生きる世界が変わる
 自分が変われば、素晴らしい人生が待っている
 こんな簡単なこと、もっともっと真剣に取り組もう

4.六つの精進4生きていることに感謝する
 人は自分一人では生きていけません。空気、水、食料、また家族や職場の人たち、さらには社会など、自分を取り巻くあらゆるものに支えられて生きているのです。そう考えれば、自然に感謝の心が出てくるはずです。不幸続きであったり、不健康であったりする場合には、「感謝しなさい」と言われても、無理かもしれません。それでも生きていることに対して感謝することが大切です。
 感謝の心が生まれてくれば、自然と幸せが感じられるようになってきます。生かされていることに感謝し、幸せを感じる心によって、人生を豊かで潤いのあるものに変えていくことができるのです。いたずらに不平不満を持って生きるのではなく、今あることに素直に感謝する。その感謝の心を「ありがとう」という言葉や笑顔で周囲の人たちに伝える。そのことが、自分だけでなく、周りの人たちの心を和ませ、幸せな気持ちにしてくれるのです。(稲盛和夫氏)

5.今月の論語の言葉
 子、四(よつ)を絶つ。意(い)母(な)く、必(ひつ)母(な)く、固(こ)母(な)く、我(が)母(な)し。(子罕(しかん)第九)
「先師(孔子)は、常に私意、執着、頑固、自我の四つを絶たれた。」
この思い込み、無理押し、聞く耳を持たない、我儘(わがまま)を見直してみましょう。ありがとうございました。髙橋文夫拝