タカブン通信
風通しのよいフラットな組織づくり
2024年4月26日 タカブン通信8
今月8日、守山市の河西いちご園様の起工式・地鎮祭が無事挙行され、9月の竣工に向けて建築工事がスタートしました。安心安全施工を最優先に、全社及び協力業者様と一丸となって、お客様にご満足とご期待を超える2×4工法木造建築物の建設に取り組んでまいりたいと思います。
さてこの15日を本日に、秀吉ゆかりの長浜曳山祭りが、桜満開の汗ばむ良いお天気のもと、大勢の観光客や地元の皆さんで賑わう街中で挙行されました。いよいよ今月末から5月のゴールデンウイークに向けて、風光る季節から風薫る初夏の陽気になってきます。その中、令和6年も5月1日から9月30日まで、厚労省や労働災害防止協会を中心に、「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」が実施されます。本キャンペーンの重点実施事項に従い、暑さ指数(WBGT)の把握と評価をもとに、作業環境の確認や休憩所の確保、空調服を含めた適切な作業服、および作業時間等の作業管理を徹底してまいります。皆さんも作業中は、適宜水分補給を取るとともに、普段から栄養補給や安眠を心掛けて、心身共に健康で、怪我無し事故無しで今期末の6月19日をもって、ゼロ災3000日達成を実現していきましょう。また健康診断の結果、当社では有所見者が8割以上であることに危機感をもって、より一層健康経営に取り組んでいきます。朝礼でもお伝えしていますが、適切な再検査を受診して先生方の健康指導に従ってください。特に外国人技能実習生の中で喫煙者が増加しており、会社としても禁煙キャンペーンなど検討していきます。
ところでこの20日、管理職の皆さんとともに会社方針に関して有意義な意見交換をしました。今まで何度かお伝えしていますが、今後全社事業の大戦略は、「木材産業の活性化を通して、脱炭素社会を実現していく」としたいと考えています。前身の協業組合シガウッドが丁度53年前の1971年に、この大辰巳町で産声をあげて以来、海外からの輸入木材から国産材、そして現在滋賀県産材、所謂びわこ材を大切な経営資源の一つとして、株式会社へと事業発展させていただいています。このシガウッドの歴史を振り返ると、まさに先輩諸氏のフロンティア精神で変化対応し、またある時は変化を先取りしてきたと思います。製材から木製品製造販売業として地元農機具メーカー様の木枠梱包やエンジン木台の生産からスタートし、南洋材・北洋材の製材、大手自動車メーカー様の輸出用部品ベニヤ箱、木製および鉄製パレットの製造、そして1996年からの2×4工法住宅プレカット・パネル加工と大きく事業転換してきました。そして幾度となく大きな壁や危機を乗り越えてきたのは、多くのお客様やお取引先様、地域の皆様、そして全従業員の皆様のご支援とご協力の賜物です。
今期の業績は、タカブン通信でもお伝えしている理由で低迷していますが、この1年間を異次元の飛躍への大きな転換点として捉えて、戦略策定会議、諸会議を通して徹底的に議論し、来期はフラットな新組織体制で、各事業部署の担当責任者に役割と権限を委譲し、また意思決定を速やかに事業部門の目標達成に向けて行動していきます。今後皆さんが物心両面の豊かさを実感し誇り高い会社をともに創りあげていきましょう。
髙橋拝