「 滋賀県初のびわ湖材木造大型倉庫・DE㊍RU+HOZONE省エネ保冷庫構造見学会 」を開催しました

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先日、フクハラファーム様の「 滋賀県初のびわ湖材木造大型倉庫・DE㊍RU+HOZONE省エネ保冷庫構造見学会 」を開催しました。

大変ありがたいことに多くのお申し込みを頂戴し、たくさんの方にご来場いただきました。
このような会を開催できたのは、施主様の㈲フクハラファーム代表取締役社長 福原様が構造見学会の開催にご快諾下さったおかげです。
本当にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。

㈲フクハラファーム様

㈲フクハラファーム様は、本州最大規模となる約200haの農地で米作りをされています。麦50haキャベツ30haと米や野菜作りに勤しんでおられ有機JAS栽培を始めとした人と環境に優しい農業に取り組んでおられます。

業界でいち早くICT情報通信技術を取り入れ大手農機具メーカーと共同でもみ殻を使った発電事業の研究をされたり自社の収益だけでなく環境への意識も高く素晴らしい理念をもっておられる会社様です。

200ヘクタールってどのくらいの大きさか知っておられますか?
Googleで検索してみました。
200ヘクタールを坪で換算すると・・・

「 605000坪 」!!

ちょっと数字が大きすぎて余計に混乱しますね🤣
では、大きさの比較によく使われる「東京ドーム」では何個分でしょう?
200ヘクタールは、東京ドームで換算すると・・・

「 約42.77617個分 」です。

めっちゃ広大な農地で野菜やお米を作っておられる企業様だと少し感じて頂けたのではないでしょうか?
そんな企業様が株式会社シガウッドとHIJ.とで手掛ける「DE㊍RU+HOZONE」を選択してくださいました。

なぜ木造保冷庫にしたのか
福原社長は、何年も前から収穫した農産物の置き場が少なく、倉庫の増設を考えておられました。

 

以下 代表取締役社長 福原悠平様 お言葉

そんな中、突然シガウッドの営業が飛び込みで『木造の倉庫どうですか?』と来ました。
その時は、全然ピン!と来なく、「 冷蔵倉庫を木造で建てる 」という事が頭に全く無かったので

適当に話聞いて帰ってもらおうと対応しました。

その後実際に倉庫を作ろう!となった時、税理士さんや銀行さんなどに相談したところ、「 事業再構築補助金 」というのがある事を知りました。
それを使って倉庫を作ろうかと何社か見積もりをしていく中で、そういえば、「木造の倉庫どうですか?」って飛び込みで来た人いたな・・
名刺を引っ張り出してきて試しに見積だけでもやってみようとシガウッドさんに連絡をしました。

実際、数社見積もりを頼んで、鉄鋼との比較をしてみると、それぞれ良い所、悪い所はあるのだろうけれど保冷庫の省エネ性も

考えた時、そのコストパフォーマンスに一番最初に惹かれました。

そのあと、色々と話を聞いていく中で「 びわ湖材 」を知り、地元の建築材を使った倉庫に魅力を感じました。

自分たちも地域に根付いて農業をやっている身としては、「 地元の商材を使った倉庫 」を建てるというのは魅力的だと感じました。

 

非常に環境に配慮した倉庫

自分たちも出来る限り自然環境に影響の少ない農業をしようと減農薬栽培、オーガニック栽培
に取り組んでいるのでそういった中でシガウッドさんの理念に共感する部分がありました。

木造の冷蔵は、実務的な事を考えても非常にランニングコストが抑えられる。
大工の技術を用いた冷蔵倉庫というのも感銘を受けました。
農業の世界でも伝統的な技術を活かしながら次の世代へ継承していくことを考えながらやっている業界としても共感でき魅力を感じました。

コストパフォーマンスに優れつつも付加価値の付いたびわ湖材木造冷蔵倉庫(DE㊍RU+HOZONE)というのがこの倉庫にしようとなった一番の理由です。

コールドチェーンの時代

びわ湖材木造+冷蔵倉庫HOZONEで、 0℃まで 冷やせる部屋と10℃くらいまで冷やせる部屋を作っています。
今の時代コールドチェーン(収穫した農産物を鮮度を保ったままお客様の元までお届けする)が非常に求められる時代になりました。

そんな中で鮮度を保てるような冷蔵倉庫が必要になってきました。

冬であれば常温の倉庫で保管していても0℃近くまで下がる事もあるので問題はないです。
しかし、取引先の要望に応えるうちに最初は12月と1月だけ収穫していたキャベツを10月から4月まで収穫するようになり今では、6月と7月も収穫するようになりました。

そこで問題になるのが3月以降の収穫物と6月7月に収穫している物です。
とてもじゃないが常温では置いておけません。

お米を入れている低温倉庫は昔からあったのですが、お米は12℃くらいまで冷やします。
しかし春先、それ以降のキャベツを保存する場合0℃近くまで冷やすことが必要になってきます。

特に今の時代は、コールドチェーンを強く求められる時代になってきました。
昔のようにJAに出荷する、地元の八百屋さんとお取引する、それだけだったらそこまで必要でなかったかもしれません。
しかし、大手の商社さんなどに入って頂いて食品メーカーさんと契約栽培していく事業展開になってきたときにコールドチェーン(収穫した農産物を鮮度を保ったままお客様の元までお届けする)を皆さん非常に求められるようになりました。

なので、収穫した直後にそれなりの温度まで冷える倉庫が必要になりました。

構造見学会

今回の「 DE㊍RU+HOZONE省エネ保冷庫 」は、滋賀県初の「びわ湖材」を使ったツーバイフォー工法による農業用倉庫です。
大変ありがたいことに多くのお申し込みを頂戴し、100名を超える多くの方にご来場いただきました。
熱伝導率が低い木を使い、ツーバイフォー工法の気密性を確保しやすい特徴を生かした躯体にトラス構造の屋根を組み合わせる事で木造の無柱大空間を実現しています。
構造見学会当日の外気温は30℃近くまであがりとても暑い日だったのでが、
「 中は意外と涼しいね〜 」とのお声を聞く事ができました。
見学会には県内外の建築、農業、行政、銀行など多岐にわたりご来場いただきました。
新聞社の方にも記事に取り上げて頂き、有難い限りです。


この度構造見学会の開催にご快諾頂きました施主様、本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

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