なぜ木造で「 工場 」を建てると決めたのか

いつもシガウッドブログをご覧いただきましてありがとうございます。
年末に、COFI( カナダ林産業審議会  )さんがシガウッドとHAGIホーム・プロデュースで施工した工場 株式会社工和製作所 様 )の撮影に来られました。

木造工場を建てられた㈱工和製作所の宮崎社長から色々とお話を伺ったので紹介します。
COFIさんに取り上げていただけるとは、鼻が高いです(笑)

㈱工和製作所様

株式会社工和製作所様はプレス用金型の設計・製造、プレス加工、組立、出荷に至るまで、自社一貫体制で行っておられます。
電車の窓枠などを主に生産されています。
日本一小回りのきく金型屋さんです。

新工場は約16Mスパンの木造2階建てと約25.5Mスパンの平屋建て。
延床面積: 2504.16㎡(757.6坪)
1階 1669.44㎡ 2階 834.72㎡のとても大きな工場+事務所です。
HAGIホームプロデュースさんと一緒に施工させていただきました。

移動という課題

元々3つの工場(部品倉庫+工場+本社)に分かれていたのを、現在は1つの木造工場に集約しました。
以前は、部品を倉庫に取りに行き、また工場へ
工場で加工したものをもう一度倉庫に保管しに行くの繰り返し
車で5分くらいの距離ですが行き来が多かったようです。

そういった移動には「時間」も「人」も「ガソリン」も「車両維持費」もかかります。
この効率の悪い状態をなんとかしたいと思っているときに今の場所が売りに出され、工場の集約化をしよう!と土地を購入されました。

鉄の高騰

工場の集約化をしよう!と 土地の購入をしたものの、鉄が高騰
鉄骨工場の見積もりをしてもらったそうなのですが、とてもじゃないけど手が出ない価格だったそうです。
そこにコロナが流行しだし断念
2年ほど土地はそのまま・・

新たなチャンス

どうにかしたいな、と思っていた時に「事業再構築」の話題が上がりました。
せっかく大きな土地を購入したのだから何か新しいことができないかと6Mの長尺材加工ができる機械を導入で事業再構築にチャレンジしてみたそうです。

事業再構築で採択され、これはチャンスと再度「鉄骨の工場」の見積りをとったそうです。
しかし「事業再構築」を使っても手が届かない・・無理や!!

どうしたものかと考えていた時、以前から親交のあったHAGIホーム・プロデュースの板谷社長に「どっか安い鉄骨屋さん知らない?」と聞きました。
すると、木造で作る会社を知ってますよと「シガウッド」を紹介してもらったそうです。

木造建築という選択肢

HAGIホームの板谷社長は、以前にシガウッドの大型木造倉庫の見学会に来てくださったことがあり、その時木造の大スパンを体感してくださっていました。
その時、実際に見て無柱の大スパンが木造でできると納得してくださったそうです。
宮崎社長にその倉庫を見に行ってみないかと長浜まで一緒に見に来てくださいました。
工場=鉄骨と固定概念を持ちつつも来てくださいました。
「今まで木造の工場って知らないですよね?
どこもしたことないはず。
どこかが先駆けとなってやらないと次、ついてくる人が結局また鉄骨に変わっていく。
我々が先駆けとなってやりましょうよ!」

その熱い言葉に背中を押され木造でやると決めたそうです。

最初は工場は鉄骨で作るのが「 当たり前 」と思っていた。
だけど今は木造で建ててよかったと思っている。

「ホントに感謝!」と言っていただいて、私達のほうが大大大感謝です!!

次回:期待以上の快適木造工場(3/4配信予定)

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