木造大スパン建築 DE木RU

いつもシガウッドスタッフブログをご覧いただきましてありがとうございます。
本日は11月14日、【医師に感謝する日】だそうです。
「11」が人と人、「14」は医師との語呂合わせから制定されたようです。
日頃お世話になっている主治医に感謝し身体を大切にしたいですね。

さて、シガウッドでは【DE木RU】という木造躯体商品を取り扱っています。
今回は【DE木RU】とは何か?
事例紹介などさせていただきます。

〇DE木RUって何?

大型建築物は、鉄骨やRCで作るのが当たり前とされてきましたが技術や加工の進歩により大型建築物も木造で施工できるようになりました。
実際にDE㊍RUの技術を使った大スパン木造倉庫を体感して頂いた皆様から【え?木造でここまで大きいものできるんだ!】という声を頂き、商品名とさせていただきました。
ツーバイフォー工法の高気密・高断熱の技術を活かし、木製のトラスを組み合わせることで壁や柱のない「自由な大空間」を確保するオリジナルブランド躯体です。
柱のない大空間を木造で「デキル」技術から【DE木RU】とネーミングしました。

〇どのくらいの大きさできるのか

LVL(単板積層材)トラスを使用することで最大35メートルスパンまでの距離を木造で施工が可能!(建築場所・積雪によって変わる場合があります)

〇木造化をすすめる考え方

中大規模建築物を木造で創るにあたり大切なことは
・お施主様
・設計士
・施工者
三社が一体となって取り組むことが大切です。

なぜそれが必要か
「設計・計画」に対して構造的な制約が必要な場合があります。

・木造に不向きなプランで無理に木造で施工しようとする。
   ↓
・コストが非常に高くなってしまう。

するとお施主様の方にその無理が「コスト」という形で跳ね返ってきてしまいます。
悪循環に陥ってしまいます。
制約を考えずに「お客様の想い」や「意匠・デザイン」の想いが広がりすぎると木造で対応しきれなくなる場合があります。
そうならないために私共は「企画の段階から」相談をいただき、「設計・施工」にうつります。
予め調達可能な木材を把握して設計することが大切です。
設計に合わせて特殊サイズの材を調達するのではなく、規格材で対応できる設計をすることで資材調達に時間もかかりませんしコストも抑えることができます。

〇木造無柱構造「 DE㊍RU 」施工事例

◆定温お米保管倉庫
・竣工時期 2021年7月
・物件構造 木造平屋倉庫
・延床面積 566.42㎡(171.34坪)
・基礎   布基礎。基礎立上と土間スラブ(配筋補強有)を一体打ち。地中梁は無し
・木構造  壁は206、屋根構造は最大スパン20mをLVLトラス構造により実現
・建方工期 実働9日(土台~構造躯体完了)

この建物の特徴は、2×4工法でLVLトラスを用い、20mスパンを無柱で実現している点です。
土台伏から実働9日間で建方が完了しました。

㈱シガウッドの木造無柱構造「 DE㊍RU 」とHIJ.㈱の超省エネ保冷システム「HOZONE」がコラボすることにより保冷倉庫が実現しました。

◆農業用定温倉庫
・竣工時期 2021年11月
・物件構造 木造平屋倉庫
・延床面積 289.1㎡(87.45坪)
・木構造  SPFトラス採用
・間口   11.8m
・積雪   150センチで設計
面積の約1/4に定温管理システムを導入
冷蔵(0℃)、保冷(18℃)、常温の3つの作業場エリアを設定

汎用的な一般流通材で大空間を設計できる2×4ネイルプレートトラスを使用し、11.8mスパンを実現しました。
木を活用することは、CO2の排出削減(炭素の固定化)が地球温暖化防止につながり、作物の生育環境に与えるダメージを減らすことにつながります。

◆アルミ加工工場・事務所
・竣工時期 2023年4月
・階数   2階建 一部平屋
・基礎   布基礎+土間(地中梁)
・延床面積 2504.16㎡(757.6坪)1階 1669.44㎡ 2階 834.72㎡
・木構造  2階建部分の2F床:16.3mスパン(LVLトラス構造)
      平屋部分の屋根:25.4mスパン + 3m庇ハネ出し(LVLトラス構造)
・床構成  LVL床トラス+根太SPF210(15㎜合板)
・木材使用量(概算)326㎥  木材全体の炭素貯蔵量(CO2換算):240t-CO2

木材使用量326㎥。
1階は 加工工場と倉庫
2階は会議室、事務所、資材置き場(81.94坪)と作業所(116.44坪)には資材をたくさん置けます。
1階と2階をつなぐ材料運搬用のリフター(8.12㎡)が付いており、運搬がスムーズで使いやすい動線の建物となっております。
外部に騒音の漏れが少なく、内部の温度環境も過ごしやすいと従業員の方からお声を頂きました。

◆フクハラファーム様 保冷倉庫新築工事
・施工時期 2023年8月
・物件構造 木造枠組壁工法 平屋建て
・延床面積  490.23㎡
・基礎   布基礎+土間
・木構造  壁は206(びわ湖材)、屋根構造は最大スパン16mをギャングネイルトラスにより実現(上弦材・下弦材SPF206・斜材SPF204)
・高さ   天井高さ4016mm 軒高さ4224mm
・設計条件 積雪80㎝ 地耐力30KN/㎡

この倉庫はツーバイフォー工法で滋賀県で初めて「びわ湖材」を使用した大型木造倉庫です。

木造省エネ保冷庫 HOZONE定温管理システムを導入
「 0℃〜5℃のチルド倉庫 」と「 10℃〜15℃の低温倉庫 」の2つの温度帯と「前室」の
3つの温度帯を設定。
16Mスパンのトラスは、ギャングネイルプレートトラスを使用し、大空間を実現しています。

いくつか木造無柱DE㊍RU(デキル)の施工事例を紹介させていただきました。
え?こんなの木造でできるの?との声をいただきます。
DE㊍RUならできるんです。
もっと詳しく知りたい!!という方は、ぜひお声がけください。
お待ちしております。

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