気密測定実施!

造作工事が進み、ついに気密測定を行いました!

気密測定とは、建物にどれぐらいの隙間があるかを測定するものです。

建物全体の隙間面積を延床面積で割った隙間相当面積[C値] (c㎡/㎡)という数値で表されます。

例えば、

次世代省エネルギー基準では、気密性能が隙間相当面積 C値5c㎡/㎡となっておりますが、これは1㎡当たりに、5c㎡の隙間(穴でいうと直径約2.5cm程度)がある状態です。

C値の数字が小さければ小さいほど建物に隙間がなく気密性能が高い建物と言えます。

 

建物の省エネ性能を出すために、断熱性と気密性はセット!(断熱性能がいくら高くても、すきま風が吹けば意味がありません。)

高気密の性能を出すためにも、細心の注意を払ってきたこの社屋、

「C値 0.6」

を目標にして、取り組んできました。

 

そのため、現場&設計担当者もこの気密測定の日を心待ち(ドキドキ?)にして待っていました。
測定頂くのは、社屋の省エネ技術に対してアドバイス頂いている金子建築工業さんです。

 


機器を据え付け、いよいよ測定。


バズーカみたいな通気ファン。これで室内の空気を屋外に排出し、屋外と室内に気圧差を付けます。


通気ファンの内部。丸で囲んだ部分で風量を測定。

 


気圧差と風量から隙間がどれぐらいあるかを計算。

 


測定結果を待ちます。ドキドキ

 

測定終了~!

 

結果は…

 

「C値 0.3」

 

 

おお~!現場のみんな大喜び&一安心

 

「0.3」という数値は、

・1㎡あたり0.3cm → 約3mmの穴が空いている程度

・社屋170坪(715.45㎡)延床に対して約200c㎡ → 官製ハガキ1.5枚分

というレベル\(^-^)/

  
大工さんはじめ各工事業者さんの丁寧なお仕事のおかげで、この結果が得られました。
みなさま、ありがとうございます!

中村