JAS材ってな~に?

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食品、農作物で「JAS」認証とお聞きされたことはあるかと思いますが、 木材や合板にも同じようにJASの認証制度があります。

今日は、このJAS材について深掘りしていきます。

JAS材

JASとは日本農林規格(Japanese Agricultural Standards)のことです。
木材は、木造建築の重要な資材なので、建築に用いる木材についての、寸法、材質、強度性能等の品質が明確で安全性に優れた規格木材の供給のためにJASが定められています。

その中でも、2×4工法(枠組壁工法)に使用される製材品は、 「枠組壁工法構造用製材及び枠組壁工法構造用たて継ぎ材の日本農林規格」 という規格で厳格に運用されています。

この規格の中では、等級に応じた木材の節の大きさや割れの許容範囲などが細かく定められています。
例えば、204材(厚38mm×幅89mm)の「甲種2級」という規格等級区分では、幅方向の面の材料中央部の健全な節の大きさは51mmまで、材縁部は32mmまでです。といった形です。(健全な節とは「生き節」とも呼ばれ、周りの繊維と絡み合って抜けにくい節のことです。腐れていない節や抜け節以外のことをいいます。)

また、節は丸い形だけではなく、小さい節が集中的にたくさんあったり、材料の表と裏で大きさが違ったりといろいろな状態がありますが、その時にはどういった測定をすればいいという規定もあります。
そして、木の種類(樹種)に応じて「樹種郡」がカテゴリー分けされ、その区分・等級ごとに基準強度が定められています。

この基準強度は建物を設計する時の構造計算に用いられています。
そのため、安全性を確認された建物を建設することができるのです。

ツーバイフォーの国産材

近年、2×4工法で国産材の利用が多くなってきていますが、2015年にJASの改定が行われ、国産材の樹種郡が追加されました。
ヒノキはJSⅠ ・スギはJSⅡ ・カラマツはJSⅢと と樹種分類されております。
ちなみにJSとは「Japanese Species」ということみたいです。

シガウッドでは、びわ湖材(滋賀県の認証木材)2×4製材を取り扱っておりますが、このびわ湖材ももちろんJAS認証材です。

また、2×4工法で多く使用される海外のSPF材についても海外でJAS認証を受けたものや、政令によって認められているアメリカ・カナダといった海外規格の規格材が使用されておりますので、安心して建設ができます。

シガウッドは、SPF材についてJAS材の格付の認定を受けており、必要に応じてJASの格付けを行っております。

認定種類・タイプ:製材等・B ・品目:枠組壁工法構造用製材 ・区分:人工乾燥枠組壁工法構造用製材
格付した材にはこういったスタンプを押して、区分けしております。

厳格な材料基準、選別を通じて、ご安心できる構造躯体の提供に努めて参ります。

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