やねの材料の計算について

いつもスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は屋根部分の材料の計算についてお話したいと思います。
ツーバイフォー住宅の屋根は、主に206(ツーバイシックス材38㎜×140㎜)を使って作られます。
住宅の設計図面は、壁も床も屋根も真上から見た状態(水平方向の寸法)で示されます。
立面図の屋根に
注目すると、屋根には“マーク”が記入されています。


このマークは「5寸勾配」といい「水平方向に1いったら0.5上がる傾きにしなさい」という指示です。
そしてこの三角形の斜め部分が屋根の長さになります。
ですから屋根の材料を計算するときは、水平寸法にいろいろ細工をしていきます。

そこで使うのが「ピタゴラスの定理」です。(数学でありましたね)

この5寸勾配の斜めの部分は三角形の底辺を長さ1とすると長さ「1.118」になります。
絵の屋根材料の場合、同じかたちの5寸の三角形(相似)がいくつか現れます。
これらの原理を使って、屋根の材料の長さを計算していきます。

二十数年前は一本一本電卓で計算していましたが、今はCADが自動計算してくれます。
そのため、寸法の正確性と処理速度は格段に良くなりました。

しかし木材は自然のものです。いくら正確に計算しても、材料一つ一つに個性があります。
工場の作業員の調整や現場のフレーマー(大工)さんの高い技術のおかげでまっすぐな家を建てることができます。

これからも設計・生産CAD・工場、フレーマーさんの協力でよい製品づくりを行ってまいります。

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